佐賀環境フォーラムの2030SDGs再燃と新市民社会の兆し

昨夜の佐賀環境フォーラムの2030SDGsの盛り上がりに新市民社会の兆しを見た。
佐賀でも話題になり始めたSDGsについて久留米のファシリテーター廣岡さんの力を借り、佐賀環境フォーラム講義でシミュレーションカードゲーム「2030GDGs」に取り組んだところ・・・

最近耳にする「SDGs」って!?~活動意義の再発見~

2001年から17年続く佐賀環境フォーラムに、私は2008年、単位に困窮した大学生として初受講し、今では実行委員会側で企画や情報発信に携わらせていただいています。

大学生も市民も一緒に受講できるフォーラムですが、私が受講した頃より減少の一途を辿っていました。
3年ほど前にロゴマークを大学生らとつくり、Webサイトを運用開始し、そして今年度、佐賀でも話題になり始めたSDGsについて久留米のファシリテーター廣岡さんの力を借り、シミュレーションカードゲーム「2030GDGs」に取り組んだところ、総勢80名を超える講義となりました。
80名は一時受講の「スポット受講者」を含んだ人数になりますが、通年受講者であっても昨年の倍である20(人・法人)となっています。

市の担当職員さんの踏ん張り、大学生の関わりや地域での目覚ましい活躍そのもの、それから新しいテーマへの柔軟性が次第に人々の再関心化につながったのでした。
関心を持っていただいているからこそ、これからどのように取り組むかがますます肝心です。

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組織の対応

ここ最近、特に思うことがあります。
それは、すでに長く存在している組織ほど変えていくことが難しいということです。

私が関わっている組織でも、人から相談を受けた組織であっても。
もちろんあえて変える必要がない文化や伝統もあります。
しかし、ほとんどが今の社会変化に対応できず、過去の前提や栄華にとらわれ過ぎているようです。
変えていこうとすればするほど、とてつもない労力がかかり、いっそ踏みとどまらず新しい組織で一からやり直した方がいいのでは、と思うようになってしまいます。

放置自転車を再生しようと団体を立ち上げた時も、今思い出せばそうでした。
大学機関や既存の環境組織と袂を分かつことを宣言し、名刺作りから開始したのを覚えています。

チャリさ8代目代表(中央)と次期代表(右)

しかし、いかなる組織であっても、あきらめずにいると途端に変わることがあります。
ただむやみやたらになるのではなく、その兆しに敏感になれるかが重要でしょう。
人の入れ替わりのような内的要因であったり、ステークフォルダーや世相の変化のような外的要因だったり、それら要因を導いて活かしターニングポイントとできれば、いかなる組織であっても再生する余地はあると思うようになりました。

やはり、あきらめずにいる忍耐力はいりますが。