曇り空の天体観測、夜の明るさを学ぶ

5月22日の佐賀環境フォーラム講義、(一社)佐賀天文協会 会長の副島さんをお招きして「光害(ひかりがい)」を学ぶ。

「光ってそもそも害なのか」という問いかけがあり、3つの光の性質(直進・反射・屈折)から、サーチライトのように筋に見える光、明るさや暗さについて大気や浮遊物質との関係がひも解かれました。
例えば、大気がない宇宙空間や月面では、光は拡散されずに直進して太陽だけが明るく、後ろを振り向けば星が瞬いているそうです。
これに関連して、地球上では標高高い山もしくは飛行機から見る空は、昼間であっても濃い群青色をしていますね。

また、佐賀で天文活動はじまった経緯や、佐賀県で不要サーチライトが一掃されたという全国2番目の光害防止条例、害とならないよう光との共存を目指した岡山県の事例が紹介されました。

今回、残念ながら雲に覆われて星を観られませんでした。
校舎屋上から東西南北の空を眺めて、南側の有明海方面や北側の脊振山および福岡都市圏の明るさの違いを確かめ、さらに副島さん念力による星座位置の解説がありました。
機会あれば20cm屈折望遠鏡が設置されている佐賀市星空学習館(佐賀市西与賀)へも行ってみたいです。

佐賀市星空学習館の場所はココ↓です

余談「火の用心!」

夜に野焼き、そもそも野焼きはNGですよ!
屋上で空を仰ぎながら説明を受けている最中、住宅街で煙が上がりながら炎が瞬いている様子を発見。
一同騒然となり、消防車が駆けつける事態になりましたが、どうやら野焼きをしていたということが後から分かりました。
風強く、よもすれば大火。
消防隊員さんらにこってりと絞ってもらいました。

煙が立ち込める現場はこの写真のさらに左

野外焼却は禁止されています 佐賀市