アメリーの存在
私が佐賀大学の3年生で剣道部に所属していた頃、短期留学生向けの剣道体験交流行事があり、多国籍の留学生たちに剣道を体験してもらったことがきっかけで、彼らと仲良くなり、彼らが帰国するまでの約半年間、よく一緒に過ごしていました。
泊まりがけでホームパーティーをしたり、カラオケに行ったり、お互いの言語を教え合ったりと、さまざまな活動を一緒に楽しみました。英語が大の苦手だった私ですが、たどたどしい英語でも意外と伝わり、コミュニケーションの楽しさを改めて感じることができました。
ある日、いつものようにホームパーティーをしていると、フランス人の女の子「アメリー」が何かひらめいたように私を見つめ、「トゥムルック」と呼び始めたのです。それが私のニックネームとなりました。
未だに謎
私がアメリーに「トゥムルック」の意味をたずねても、周りの留学生たちがたずねても教えてもらえず、彼女はそのままフランスへ帰っていきました。
結局、言葉の意味が何なのか、そもそも何語なのか、スペルが本当に「Tumulucc」で正しいのか、未だに不明のままです。