5年目の西与賀キッズクラブ企画会議

2015年に始まった西与賀キッズクラブは、今年で5年目です。
佐賀市立西与賀公民館にて4月17日、学生団体と地域組織、公民館のメンバーが集まり、西与賀キッズクラブ2019年度の年間企画を話し合いました。

参加メンバー

学生団体

地域組織

  • 西与賀まちづくり協議会
    • のびのび子育て部会
    • すこやか福祉部会
  • 西与賀小学校PTA
  • おはなしひらけゴマ

企画調整

  • 西与賀公民館
  • 私(アドバイザー)

学生団体はいずれも環境やキャリア教育など地域に子どもたちを対象に活動することが多い団体で、様々な体験プログラムや企画アイディアを持っています。そのような学生団体の体験企画を軸にしながらも、最近は一方的に体験を提供するだけでなく、子どもたちの主体的な活動もサポートしています。

今年2月、子どもたちからまつりがしたいと提案により「西与賀キッズクラブまつり」を開催。子どもたち自身も主催者側に回り、チラシ配布や当日司会、ブース運営を率先していた様子に、企画会議冒頭で地域の方から「保護者の方にとっても頼もしくなったと感じられたのでは」と感想が述べられています。

同まつり当日の運営に携わられていた福祉部会の方々が「普段は高齢者を対象にしていて子どもたちの企画を考えないけれど、楽しかったのでまたやってみようと思った」と今回の企画会議にはじめてご参加いただきました。また、別の方が「福祉は子どもから高齢者まで」と改めて認識されたことを話されています。

さらに、「子はかすがい」は地域も同じ。「公民館で顔は見ているけれど、名前を初めて知った」と地域の役員同士がつながりました。

ここ2年ほどで佐賀でも居場所について重要性が再認識され、子ども食堂や居場所をクローズアップしての支援する仕組みが厚くなってきたように思います。一方で支援の仕組みが潤沢なほど、参加の仕組みが薄くなり、そしてサービス提供者と受益者の関係性が強くなっているようにも感じています。

西与賀公民館に行く直前、佐賀市中心部の別のコミュニティ拠点をどのように運営していこうかと、提案側の大学生と協議する場にいました。何かとここも頭を捻ることが多いのですが、それでも今あるものやつながりの中から知恵を絞り出してどうにかしようとする今こそ、ワクワクするような楽しさがあるようにも思います。

1年前の企画会議

※活動経緯も載せています。