2015年から3年ぶりに街なかのクリークを探索。
今回は初めてカヤックに乗って、漕いでみることができました。
クリーク活用への機運
低平地佐賀平野では、明治期まで水上交通や用水路として生活の一部であったクリークも、交通機関の移り変わり、道路網の発達と共に人々の生活はクリークに対して背を向けるようになっていきました。
佐賀に残された全長約2,000km以上にもなるクリーク網。
資源として見つめ直そうと、地域住民やNPO、建築士からなる「さがクリークネット」が中心となって立ち上がり、十間堀川に面する勧興小学校と成章中学校の間の敷地に船着場をつくられて試験的に川下りを運行されていました。
3年前の記事
私自身も3年前、試験運行中に和船体験させていただいてクリークから佐賀の街を再発見した一人です。
クリークから街を見ると、意外にも多くの遺構が残されていて、確かに生活も文化もここを起点にしてあったんだと実感させられます。
お二人のキーパーソン
佐賀のクリークを熱く語られるさがクリークネット代表の川崎さんは、船着場をつくられている建築士でもあられ、野口さんは、2015年の記事にも登場されています。
この度、オランダハウス(旧佐賀銀行呉服町支店)隣に新しく設けられた船着場から、十間堀川の350mほど南を東西に流れる裏十間堀川を和船やカヤックで散策できるようになりました。
いよいよ佐賀でもクリークが地域資源として活用され始めています。
詳細:佐賀市観光協会「和船体験&カヤック体験について(クリークネット)」