農業国「佐賀」、クリークをめぐる悲しい現実

低平地において、農業用水路として重要な機能を果たしている「クリーク」。
クリークは、湿地帯だった佐賀平野に人々が入植して以来、水運、生活用水として密接なものでした。
クリークをめぐる環境は、時代と共にめまぐるしく変化し、今では気にされなくなってしまったのでしょうか。

佐賀平野のクリークと麦秋(5月頃)

(佐賀新聞社2017/6/28)「ビニール野焼き後絶たず 農業用、水質への影響懸念」

この件まさに、佐賀市で水路(クリーク)周辺をゴミ拾い活動「幸せ拾い」している市民活動団体「日本ボランティアクラブむつごろう」の北村さん(新聞記事中に登場)から相談を受けています。

北村広紀の自然米「ヤフーニュース記事を拡散して」※日本ボランティアクラブむつごろう代表の北村さん

Yahoo!ニュースに取り上げられた6月28日から、7月19日までに951件のコメント。
ものすごい反響です。

内容みれば、同様の問題が各地にあることから、条例にも踏み込んだ深い内容のコメントまでもありました。
佐賀で実行できるかどうかは別として、これこそインターネットによる「集合知」といった具合です。

農家さん自身のモラルもですが、取り巻く環境や制度が「看過できない問題である」と強く認識しスクラムを組んでいくことが重要だろうと思います。
皆さま、お力をお貸しください。

麦秋:5月頃に見られる麦穂の実り