2016年3月12日、帆足本家 富春館 総支配人の帆足 めぐみさんを小城鍋島家 Tenに招き、古民家活用と地元の食材を使った商品開発についてディスカッション会を開きました。
大分市内の南に位置する帆足本家。
江戸時代より庄屋として農業や酒造を営み栄えていました。
昭和47年に酒造に幕を下ろし、朽ちていく一方だった母屋や蔵。
たくさんの人が訪れる場として、劇的に甦らせたのが帆足 めぐみさんです。
活用できないかと思い立って15年、素直に思いついたこと一つひとつ取り組んできたという歩み、聴かせていただいた私たちの勇気になりました。
ディスカッション概要
帆足本家 富春館 支配人 帆足めぐみとディスカッション
大分市戸次に残る酒蔵・母屋を15年前にカフェ&ギャラリーとしてオープンしまちづくりの拠点として活用。
現在では地域資源の戸次ごぼうを活かして商品開発し活躍中。
実際に15年前から古民家を活用し実践されてあり、苦労話やいろんなヒントが直接聞くことができます。
2016年3月12日(土)16時~
場 所:小城鍋島家Ten(0952-72-5324)
参加費:500円(珈琲・菓子付き)
定 員:25名
帆足本家 富春館
帆足家は、12世紀初め玖珠郡に興る。家系図によると豊後守護職大友氏と主従関係を結び1586年(天正14年)戸次市村に居を定め、江戸時代に入ってからは臼杵藩稲葉氏領の庄屋となった。
大分の南の出入り口として、交通の要衝となり街道筋の町屋は鶴崎をしのぐ商業の集落として栄えた。
このような戸次市にあって、帆足家は農業のかたわら造酒を業として産をなした家である。
現在の母屋「富春館」は一八六三年(慶応元年)臼杵の名棟梁高橋団内の作になるもの、式台付玄関など武家の家構えの特徴をもつ、館号「富春」は帆足家醸の銘酒を意味し頼山陽によってこの名を伝えた。