2014年9月13日から14日に行われた「海ごみKnights in 五島」二日目の様子です。
午前中に高浜海水浴場、大瀬崎灯台を観光し、午後からアイディアソンというワークショップを行いました。
アイディアソン
アイディアソンは、サービスや事業を立案する「アイディア」と時間内に走りきる「マラソン」を組み合わせた造語で、課題解決などのテーマに対して参加者全員がアイディアを形にしていくワークショップ手法です。
長崎港を出港する前夜、私は運営する大学生らが集うシェアハウスに前泊しアイディアワークショップの手法を吹きこみ、即興で実施することになりました。
実際にやってみるとたいへんな大盛り上がり。
これまでにないポストイットの使用量(40人で2000枚以上)でした。
ワークショップの発表は寸劇あり、唄ありの楽しいもので、大人・大学生も見入るような高校生の提案もありました。
その6つの内容を紹介します。
『Change』
チーム:五島レディース
島に訪れた家族や学校などの団体を対象に五島の海、山、観光地を観光してもらいながらゴミを拾ってもらう。ゴミには番号が振ってあるものがあり、それがくじ引きの対象となる。さらに、ゴミは重さ均等になるよう大きさの異なる袋に分別し、分別した袋と特産物や体験ができる引換券と交換ができる。夏は海のシュノーケリングなどをメインに、冬は特産物やお食事がメインとなる。ゴミ拾いを通じて、絆を深めるられるのがポイント。
『漂着ゴミの唄』~五島ver.~
作詞・作曲 Team Masashi Sada
ばっちがゴミと言われた私
持ち主に見捨てられ
波に漂いし私たち
たった一人で異国の地へ
故郷の空 故郷の地
今は懐かしき潮騒のメモリー
大瀬崎灯台から望む
青い空 白い波
私を捨てたあの人は
いまどこで何をしているのだろう
『お魚さんとお友達になろう』
チーム:お魚天国
小学校の社会科見学で、子どもたちが海辺が近いマリンワールドなどの水族館に行く。子どもたちにゴミで魚や海の生き物が困っていることや漂着ゴミの現状を伝える。生き物について考えながらゴミ拾いを行う。ゴミを拾うことで、その大変さを知り、思いやりの心を持ちながら普段の生活に活かそうとするもの。
『採った野菜でBBQ』
チーム:BBQ
中学生から大学生の30名程度を対象に2泊3日の体験合宿を行う。1日目は2人1組で農家に泊まりこみ、お手伝いをする。2日目は夕方までお手伝いで、最後に野菜やお肉を分けてもらい、持ち寄ってBBQを行う。3日目は五島の自然を楽しみつつ清掃活動を行う。農家の体験をし、楽しいBBQがあり、島が綺麗が綺麗になるという企画。
『ゴミ☆キューピットin五島』
~ゴミを拾って、結婚しよう!!!~
20~40代の男女が対象の婚活イベント。参加費は男5,000円、女2,500円。1日目、行きの船内で自己紹介、班分け、ゲームをする。港到着後、電気自動車で海辺に行き、班で漂着ゴミを拾う。夜は飲み会。2日目は海水浴と大瀬崎で夕日を鑑賞。夜はコノカナ王国で温泉・料理を堪能。3日目は各自電気自動車を使い自由行動で終える。見事、カップルが成立し、夫婦で五島に住んだ場合、家と電気自動車、土地をプレゼント。ゴミ問題、地域振興、少子化対策、もてない問題解決を網羅した企画。
『エコキャンピン☆』
チーム:五島クリエイター
小学生から大学生の幅広い年代が、夏休みの時期に五島へ行き、グループに分かれて五島や環境に関するクイズラリーをしながらゴミ拾いをする。例としてゴミのリサイクル率、一人当たりのゴミの量を出題する。正解率が高いグループには宿泊招待券を贈る。持ち帰ったゴミを使ってキャンドルを作ったり、絵を描いた流木と牛乳パックの和紙を使って行燈などのオブジェを作り、最後に自作したアートと共に星を鑑賞する企画。