気候変動のあおりを受けるキリバスの講演/講演裏に後輩の活躍

佐賀市立図書館にて7月11日(水)、私が委嘱を受けている地球温暖化防止活動推進員を対象にした研修会が開かれ、キリバス人ケンタロ・オノさんのお話を聞く機会がありました。
また、この春に社会人となった後輩の活躍に触れ、一度に二度嬉しいひと時でした。

「キリバス共和国と地球温暖化」
~SDGsゴール13の効果が活きる国~

一般社団法人日本キリバス協会 代表理事
ケンタロ・オノ 氏

キリバス人は、地球上に佐賀市人口の半分に相当する110,136人(2015年)しかおられません。
今回、佐賀にお越しになられたケンタロ・オノさんは、貴重なお一人です。

正装の民族衣装を紹介されるオノさん

平均海抜が2メートルほどしかないキリバスでは、急激な気候変動によって国土がじわりじわりと侵食され、国存亡の危機に瀕しています。
さらに、強力な台風が発生しやすくなったため、これまで伝統的な様式で立てられた住宅建築では安全に住めなくなっているそうです。

数十年後には退避しなければならないかもしれない。

絶句しました。

子ども達のために

海洋漂着ごみの影響について直接お尋ねしてみました。
太平洋のど真ん中にあるキリバスにおいても、かなり深刻な問題となっているとのことでした。
気候変動、漂着ごみ、いずれも地球上に11万人しかいないキリバス人が起こした問題ではありません。

キリバスから生の声を伝えてくださり、ありがとうございました。

えこいく後輩、社会に出てさっそく

講演後、佐賀大学を今年卒業して社会人になった後輩の女の子と再会できました。

2016年3月のまちづくりと協働をテーマにした交流連携事業で知り合い、それから程なく私も社会人として活動に参加しているえこいく(佐賀環境フォーラム 環境教育班)の仲間に加わってれました。
活動の記事を書いて残してくれたり、得意の英語を活かし多国籍の打ち水イベントで司会を務めてくれたり、とにかく頼り甲斐があり、活躍していました。

彼女が手がけたシリーズものの記事


元気に育て!初めてのスズムシ飼育日記!/えこいく(環境教育班)
http://saga-kankyo.jp/tag/breed/

そんな彼女は、勤めてさっそく大活躍中。
新聞を読んでいると、紙面中に時々目にすることがあります。
今回の研修でケンタロ・オノさんが伝えられた内容は、彼女が書いた以下の記事リンクよりご参照くださいませ。

佐賀新聞7月14日付

地球温暖化は人災 キリバス共和国のケンタロ・オノ氏が講演 「島国沈む危機、行動を」
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/245548